先日、厚生労働省より郵便が届きました。
ここ最近、持続化給付金の手続きを取っていたのでそれに関する書類なのかな、と思いながら開封してみるとどうやら様子が違っています。
はじめに ~統計調査に関するお詫び~
毎月勤労統計調査をはじめとする厚生労働省が所管する統計で、長年にわたり、不適切な取り扱いをしていたことにより、国民の皆様に多大なご迷惑をおかけしますことを、心よりお詫び申し上げます。
という謝罪文があり、何のことだかさっぱりわかりません。
少し読んでみると、雇用保険などの給付額が低く計算されていたので、追加給付の可能性がある人にお知らせをしている、ということらしいです。
たしかに、もう忘れてしまうくらい大昔に雇用保険でお世話になったことはありましたので「ああ、そうなんだ」くらいにしか思わなかったですし、そもそも、そんな不適切な取扱いがあったことすら知らなかったので、ポカーンとした感じでした。
しかし、いくらかわからないけど支給してもらえるなら・・・と、書類の記入を始めようとしたのですが、「給付」というキーワードを巧妙に使った詐欺が多発してるというのが少し気になって手が止まりました。
結果的には99.9999%詐欺ではないのが確認できたと思いますが、私なりの簡単な詐欺判別法・・・というと大げさですが、それをちょっと書いてみたいと思います。
詐欺かどうかは返信用封筒のあて先に注目
書類の内容を見ても詐欺かどうかはわかりにくいのですが、唯一私が詐欺でないことの判別に使ったのが返信用封筒の宛先です。
仮に記入した書類が詐欺的なものだとしても、それを送る先が信用できる機関であれば問題ないと判断したわけです。
必要事項を記入した書類を返信するための返信用封筒が同封されているのですが、その宛先を見てみました。
〒133-8788 日本郵便株式会社 新東京郵便局 郵便私書箱 第50号
厚生労働省職業安定局雇用保険課
「雇用保険の追加給付に関するお知らせとお願い」回答受付 行
とあります。
宛名の「厚生労働省職業安定局雇用保険課」というのは非常にそれらしい宛先で信用できそうではあるのですが、困ったことに宛先の住所が私書箱なのです。
厚生労働省を偽って名乗って私書箱を利用するのは非常に難しい気もしますので、厚生労働省宛という時点で信頼してもいいのかもしれないですが、モヤっとしたのでもう少し調べてみると、大分労働局のwebサイトに「よくある質問」としてそのことについての記述がありました。
(引用可能とのことでそのまま使わせていただきました。)
よくある質問
「この封筒は、本当に厚生労働省から発送したものですか?」というお問い合わせが多く寄せられておりますが、同封されている返信用封筒のあて先によりご確認ください。
【黄色い封筒に同封されている返信用封筒】のあて先
〒209-8730 日本郵便株式会社 東京多摩郵便局 郵便私書箱第19号
こちらの画像でもご確認いただけます⇒こちら (PDF:395KB)【青い封筒に同封されている返信用封筒】のあて先
〒137-8788 日本郵便株式会社 新東京郵便局 郵便私書箱第50号
こちらの画像でもご確認いただけます⇒こちら (PDF:414KB)(出典 大分労働局ホームページ https://jsite.mhlw.go.jp/oita-roudoukyoku/news_topics/topics/2019.12.23.html)
やはり、怪しいと思って問い合わせる方が多いようでよくある質問に上記の判別法の記載がありました。
上記サイトはドメインがgo.jpですので、乗っ取りでもない限り信頼していいでしょう。
(他にもないか調べてみると、他県の労働局にも同様の記載や画像がありました。)
私のところに届いたのは青い封筒でしたが、比べてみると下の宛先とバッチリ一致していましたのでこれで安心なものと確認ができました。
黄色い封筒で送られてくるケースもあるようで(本人特定ができているかできていないかでどちらの色の封筒が届くかが変わるとのこと)、その場合は上の宛先であることを確認するのがいいですね。
封筒を捨ててしまった場合でも、上記のどちらかの宛先住所の記載があれば安心でしょう。
丁寧に返信用封筒の画像でも確認できるようになっているので、しっかり確認したい方は上記の「こちら」を押して画像で返信用封筒を確認してみて下さい。
とはいえ、リンク先はPDFで開くのが面倒な方もいるかもしれないので、封筒画像を少し加工して転載させてもらいます。
もちろん、心配な方はしっかりと労働局のホームページでご確認ください。
(注)上の2画像はhttps://jsite.mhlw.go.jp/oita-roudoukyoku/news_topics/topics/2019.12.23.html内の画像を加工して作成しました。
(追記)
この回答書を返送したのは2020年5月下旬だったのですが、その後しばらく何の音沙汰もなかったためすっかり還付金のことなど忘れていたのですが、2020年8月28日付で厚生労働省から「追加給付のお支払に関するお知らせ(支給決定通知書)」という表題のハガキが届き、2020年9月1日に申請した口座に「ショクギョウアンテイキョク」という振込人名で数千円程度の振込がありました。
追加給付額が正しいかどうかを確認するサイトがあり計算してみたのですが、大まかな金額しか計算できないため正しいとも誤っているともわからない感じでしたが、給付されるかどうかの確認にはいいかもしれないですね。
追加給付に係る簡易計算ツール
https://www.mhlw.go.jp/stf/tuikakyuuhu_kanimeyasukeisan.html
ここまで読んでいただきありがとうございました。