私はそこまでスキルがあるわけではないですが、PCの簡単な修理やグレードアップなどは多少の経験があるため不調になったPCの修理依頼がたまに来ます。
そんなこんなで仕事関係の人から「パソコンが急に再起動をすることがあり不安定なので少し見て欲しい」という依頼があり預かることになりました。
バックアップを取らずに作業開始してしまった
預かったはいいものの、私にとっては原因が特定できない症状だったので、たまたまストックで全く同一型番のマザーボードがあったので交換をしてみることにしました。
マザーボードの交換は不器用で要領の悪い私にとってはまあまあ大掛かりな作業でして、こういった作業をする時はさすがの私もバックアップを取ってから始めるのですが
・バックアップできるくらいの容量が空いているストレージがすぐに用意できなかった
・どうしても消えてはいけないデータが入っていないかだけでも依頼主に確認をしたかったが、作業開始が夜遅めからだったためご迷惑かと思い連絡しなかった
・他の仕事も少し溜まっていたため早めに作業して片づけたかった
などなどの理由でバックアップを取らずに作業をスタートしました。
どれもこれも自分の勝手な都合であり、その結果天罰がしっかりと私に当たることになります。
HDDが全く認識しなくなってしまった
そんなわけでバックアップを取らないまま預かったPCをバラしてマザーボードを交換して電源を投入しました。
ところがCPUなどのファンだけは回っているのですが画面には何も映りません。
複数刺さっていたメモリを1本にしてみたり、HDDを外してみたりもしましたが一向に画面には何も表示されません。
中古のマザーボードでしたので、CMOSクリアも兼ねてボタン電池を交換してみるとやっと画面が映ったのですがPCが起動する様子がありません。
しかたがないので再起動してみるとまた画面が映らなくなり、CMOSクリアするとまた一時的に画面が映る感じでした。
BIOS画面に移動してみると何やら文字化けのような画面になってしまいまともに設定ができません。
他にも何か手段があったかもしれないですが、ここまでまともに動かなかったマザーボードは使い続けたくはありません。
マザーボード交換の段階で私が何らかの失敗をしてしまったのか、もともとマザーボードが不具合のあったものなのかは今となってはわかりませんが、どちらにしてもこのマザーボードを使うことをあきらめて元のマザーボードに再び交換しなおしました。
そして、電源を投入すると画面は表示されるのですが画面一面にランダムに英数字などが並び、「使用する言語を選択してね」という意味の英文だけが画面の隅っこの方に表示されました。(その画面を撮影する心の余裕なしでした)
「選択してね」と言われているのですが、カーソルキーを使っても選択肢がEnglishから動かないのと、エンターキーを押して確定しようとしても、全く反応しません。
そもそも地獄絵図のような文字だらけの画面が表示されているので、まともに動くことも期待はしていませんでしたが。
仕方がないのでデバイスを最小構成にしてCMOSクリアをしてみたところ、まともな起動画面が表示されました。
BIOSにもしっかりと入れますし、なんだったんだろう・・・と気にはなりましたが、元に戻ったのならいいか・・・とHDDなどを接続して再び電源を入れるとやたらと起動に時間がかかった挙句、ストレージのトラブルの時によく見る恐怖の「Invalid system disk」の文字が。
システムがどこにも見つからないよー、というやつですね。
不調なマザーボードに接続したせいでHDDにダメージでもいってしまったかな・・・などとぼんやり考えながらもまだこの時は「面倒なことになってしまったけど、システムが壊れただけでデータは取り出せるだろうな・・・」と甘く見ていました。
ところが、BIOSで確認してもHDDを認識していないのです。さすがにこの時は焦りました。急いで他のPCに認識しなくなったHDDをUSB変換もSATA接続もしてみましたが全く認識してくれませんでした。
こうなってしまうとすぐに対処できることがなくなってしまったため、日を改めて依頼主の方に連絡をすることにしました。
壊れたHDDの中には10年以上分の画像や動画が・・・
依頼主の方に経緯を話た後に「PCにしか保存していない大事なデータはありませんでしたか?」と聞くと、今まで撮りだめた10年以上分のプライベートの画像や動画(メインは子供)がしこたま入っていたとのことでした。
悪いことは重なるもので、クラウドにもビデオカメラやスマホにもデータはほぼ残っていないとのことでした。
それを聞いた瞬間、バックアップを取らずに作業をしてしまった後悔とどうするべきかということで頭がいっぱいに。
今まで仕事でたくさんの失敗をしてきましたが、過去一番の失敗となりました。
タイトルを見ていただくとわかる通り、結果的にはデータは復旧することができたのでこうやって記事を書けていますが、データが復旧されるまでは毎日そのことが常に頭のどこかにあり続け、寝ていても夢でもこのことを見る日が続いたりしていました。
もしデータが戻ってこなかったら一生引きずり続けていたかもしれないです。
なお、仕事関係のデータはクラウドに保存してあったようでそれに関しては不幸中の幸いではありました。
データ復旧業者選びが難し過ぎる
さてそうなると、これから取るべき行動としては自分で治すかデータ復旧業者に依頼してみるという二択になります。
今回はHDDから異音が出ていたわけでもなく物理的な衝撃を与えたわけでもないためなんとなくですがHDDの制御基板が壊れてしまった気がしていました。
過去に壊れてしまったHDDの制御基板を交換して修復をした経験はあるのですが、その時は中のデータは取り返しのつかないものではなく、消えてしまってもいいという気楽な気持ちで作業できたので良かったのですが、今回はそういうわけにはいきません。
それに調べてみると一度自分で修復を試みたHDDをデータ修復業者に出すと料金がかなり割増しになるケースが多いというのも見ていたので自力での修復は断念。
そうなるとどの修復業者に依頼するかという問題が出てきます。
ネットで情報収集をしたところ、HDDメーカーのSeagateの復旧サービスが比較的安くて優秀というのをかなりの数見たのですが、なんと今はそのサービスをやっておらず(正確にはデータ復旧サービスが受けられるSeagate製品というのがあり、その製品なら復旧をやってもらえるようです)途方に暮れてしまいました。
私なりにネットで調査すると「Seagateは素晴らしい(素晴らしかった)」という評判はよく見るのですが、その他の業者に関してはいい評判があったり悪い評判があったりと、調べれば調べるほど迷ってしまうような感じでした。
いい評判はともかく悪い評判もそれなりに散見されるので、優柔不断な私は調べれば調べるほど業者選びの沼にハマっていきます。
しかしながら「日本データ復旧協会(DRAJ)という協会の会員企業ならば、不当に高額な請求などをされることもないし技術的にもそれなりに信用できそう」などの意見をちらほら見たため、DRAJの会員企業の中から選んでみることにしました。
DRAJ会員企業は13社ほどあるのですが(2021年12月現在)、その中から選ぶのに優柔不断な私は苦労しました。
技術的な優劣に関してはもう全く分からないので、どうしても料金を比較することになるのですが、いかんせん今回のHDD障害が軽度であるのか重度であるのかがわからないため金額の比較がそもそもできませんでした。
それにある業者では軽度の障害と診断されても違う業者では中度や重度の障害と診断される可能性を考えればなおさらです。
そこでもうベタベタな理由なのですが各業者のサイトに掲載されている「お客様の声」というコンテンツを見て回ったところ「データレスキューセンター」という業者のページには有名な企業であったり個人の方も実名を出して「満足のいくサービスでした」という内容のメッセージを寄稿しておられました。しかも、ほとんどが顔写真付きです。
復旧業者について調べる中で「有名企業や有名人を利用して信用を得ようとする悪徳業者がいる」というような記事も見たのですが、あまりにも業者選びの材料が少ない私にとってはいくら何と言われようとこれくらいしか基準にできる材料がなかったのとさすがに顔写真まで出しているところに好感が持てたというのは正直なところでした。
あと、データ復旧の流れを見ると、復旧可能なリストというのを事前に見せてくれるというのがあり、これは他の業者でもよくあるサービスなのですが、データレスキューセンターはリストのサンプルを実際に見ることができたのもよかったです。
そんなわけで、いつまでも迷っていても仕方がないので「データレスキューセンター」に依頼をすることにしてみました。
データ復旧までの流れ(依頼およびHDD送付)
依頼方法としては複数の方法があるようなのですが、私はオンラインフォームに必要事項を入力して依頼することにしました。
フォームに入力したのは
・依頼主個人情報
・トラブルのあった機器の品番など
・障害状況
・どのデータの復旧を希望するか(メールデータ、動画データ等)
・申し込みコース(お急ぎコースみたいなのがある。もちろん料金は割増)
・集荷希望の有無
といったところです。
私は集荷をしてもらうことにしたのですが、このフォームから集荷日時まで指定することができるのでその点は楽でした。
梱包するための箱がない場合は集荷の際にドライバーさんに持ってきてもらうこともできるようですが、私はたまたま最近ネット通販でHDDを購入したので、その時の梱包材と箱を利用することにしました。
静電気防止袋にHDDを入れプチプチでできた袋にそれを入れて、緩衝材を箱に敷きつめるというよくある梱包をしました。
(普段なら記録に残すために梱包したものを画像に残したりするのですが、気持ちに余裕がなく今回の記事は画像がほとんどありません・・・)
指定した時間にドライバーさんが集荷に来てくれたので送料を支払って「頑張って来いよー」と心の中で語りかけつつ送り出しました。
データ復旧までの流れ(初期調査)
送付したHDDは翌日にデータレスキューセンターに届き、「初期調査開始のお知らせ」というメールが届きました。
原則48時間以内に初期調査をしてその結果を知らせてくれるとのことでした。
それと同時に、「メーラーは何を使っていたか?」という質問も書いてありました。申し込みフォームにメールのデータの復旧も依頼してあったせいかもしれないです。
それに対する返答を書くと15分後に内容確認のメールが届いたため、対応は非常に速いように感じました。
そして最初の受付メールが来てからちょうど48時間後くらいの時間に初期調査に関するメールが来ました。
メディアの動作が不安定で読み取り作業が難航しているので初期調査の報告はもう少し時間をください、という内容のメールでした。
それ以上の具体的な情報は書いてありませんでしたし、お急ぎオプションを付けたわけでもないので、作業の優先順位もあるだろうな・・・などと想像しながら待つことにしました。
そして、初期調査開始のメールが来てから7日後に「初期調査結果のご報告(お見積書番号:xxxxxxx)」というタイトルのメールが届きました。
内容としては物理障害と論理障害が出ていたという報告と復旧できるファイル数と容量が記載してありました。
そして、復旧料金の見積書、フォルダ構造が記載されたエクセルファイル、復旧可能なファイル一覧のテキストファイルが添付されていました。
細かくチェックしたわけではないのですが、復旧可能なファイル一覧を見ると、ユーザーフォルダに含まれるドキュメントフォルダやピクチャフォルダは復旧できそうな雰囲気でしたし、Windowsのシステムフォルダやプログラムのフォルダもパッと見たところすべて復旧できそうな印象でした。
「データ復旧業者に復旧を依頼したらファイルとしては復旧したけど、画像や動画が正常に閲覧できない状態で戻ってきた」という話もいくつか見ていたのでまだ油断はできませんが少しだけですがホッとしました。
なお、復旧しなくてもいいフォルダがある場合はエクセルに明示する形で指定すると除外してくれます。
今回復旧を依頼したHDDの容量は2TBだったのですが、データレスキューセンターの場合はメディアの容量ではなく復旧したデータ量に応じて料金が加算されるシステムになっているため、救出してもらいたいデータ量が少ない場合は費用を少しは安く抑えられる感じです。
てっきり、メディアの容量で料金が決まると思い込んでいたところもあったのでなんとなく予想していたよりは料金がかからずに済んだ印象です。
肝心の復旧料金ですが、今回は税込で約16万3000円でした。データ量が多かったため(約800GB)データ容量費用というのが5万5000円ほど追加されていたのでやや高額に見えてしまうかもしれないですが、サイトに掲載されている料金表から見てもこれくらいの価格は覚悟していましたし、なにより今回はとにかくデータが無事に復旧されることが一番大事でしたので、この金額で無事にデータが戻ってくるならありがたいというのが正直な感想でした。
初期調査といいながらも、内容を見る限り「復旧するかしないか」を選択する段階になっていますので最終調査結果といってもいい段階なので、持ち主の方に救出可能なファイルリストの内容を見てもらうことにしました。
とはいえ、予想はしていましたが持ち主の方もファイル名できっちりと画像や動画を管理していたわけでもないですし、膨大なリストを見せられても「大丈夫」と言い切れない感じでしたが、雰囲気的にほぼすべてのデータが揃っていそうとのことなので復旧を依頼することにしました。
早速、復旧依頼をしようと思っていたら、携帯に不在着信があったことに気づきました。番号からするとデータレスキューセンターからです。
なんだろうと思って折り返しの電話をしたところ「メールでもお伝えしましたが初期調査が終わりましたという連絡をさせていただきました。メールに書いてあるURLから復旧するかしないかの返答もできますので良ければそちらから手続してください」とのことでした。電話したついでにほんの少しだけ料金についても聞いてみましたが、費用を安くするのであれば復旧するデータの量を少なくすることでお安くできる可能性があると案内をしてくれるのみでした。
復旧業者について調べている時に「価格交渉をしつこくしたらかなり割引してくれた」という内容のものもよく見ましたが、もともとの費用が50万円以上かかるケースの話が多く、上にも書きましたが今回は思っていたよりも少ない費用で済んだという思いもありましたし、なによりデータがほとんど戻ってきてくれそうなのがありがたかったので、値段交渉といえるほどのことはしませんでした。
データ復旧までの流れ(復旧依頼)
そんなわけで、調査結果のメールに記載があったURLから依頼の可否を返答するサイトへ飛んで、依頼手続きをすることに。
そのサイトでは
復旧依頼の可否の他にも
・即日返送を依頼
・復旧データを保存する外付けHDDの容量変更
・復旧したデータのウイルスチェック
・データレスキューセンターで復旧データを保存する期間の延長
・その他データのセキュリティに関すること(詳しいことは失念)
といったオプションがありました(もちろん追加料金がかかります)。
私の場合は特に必要ありませんでしたので追加オプションはなしで復旧依頼をしました。
復旧依頼をしてから40分後には復旧費用の請求書がメールにて届きました。
早速振込手続きをしましたが、銀行の営業時間外だったため確認は翌日となってしまいましたが、翌日の朝早い時間に入金の確認メールがあり、同じ日の夕方にはメディアの発送連絡があったので、実質即日発送のようなものでした。
メディアの発送連絡のメールとほぼ同時に「10日以内に内容を確認して問題がなければメールにて連絡をください」というメールも来ていました。
データ復旧までの流れ(メディア到着・検品・検収)
メディアの発送連絡メールが来た翌日には復旧データが入った外付けHDDとこちらから送付した内蔵HDDが戻ってきました。
オマケとしてペン立て兼スマホスタンドのようなグッズも入っていました。
外付けHDDを持ち主に戻すときに万一壊してしまってもいけないので、すぐに外付けHDDに入っているデータをバックアップしました。
(同梱されていた送り状にもすぐにバックアップするように書いてありました)
そして、PCの持ち主に外付けHDDを渡して内容を確認するようにお願いしました。
結果、必要なデータはすべて復旧されているとの連絡があったので、データレスキューセンターに検品・検収が済んだことをメールにて連絡しました。
15分ほどすると検品・検収の連絡を受け取ったという旨のメールが届き、これですべてが完了です。
勉強代はかかってしまいましたが、とにかくデータが無事に復旧できたのがなによりホッとしました。
データレスキューセンターを利用してみた感想
今回の私のケースですと、データが(おそらく)ほぼすべて復旧できましたので、データレスキューセンターさんとのやり取りも多くなかったというのもあるかもしれないですが、対応については非常に良かったと思います。
復旧料金に関しては上にも書きましたがほぼ想像通りといった感じでした。データレスキューセンターのwebサイトに大まかな料金表が掲載されていたので「物理障害で容量も大きめなのでこれくらいはかかるだろうな」と想像していたので驚くことはなかったです。メディアの容量が2TBだったのでもう少し高めでも仕方ないと思っていたくらいなので、むしろ少し安く済んだという感覚すらあります。
とはいうものの、私の場合は他の人の思い出が山ほど詰まったHDDをバックアップも取らずに壊してしまったという事情があったからこそ、この料金を出してもいいと思えるのかもしれないですね。
仮にこれが自分のHDDであったのなら、まずは自分で基板交換などの修復を試みて、もしもダメならあきらめていたか無期限の放置をしていたかと思います。
あと、診断によると物理障害の中でも「軽度の物理障害」という診断がされていたため、もっと安価な料金で作業してくれる業者に依頼しても復旧はできたかもしれないですが、今回はとにかく信頼性を重視しましたのでこれに関しては後悔は全くないです。
なお念のために当たり前のことを書きますが、あくまでも今回の記事は私がデータレスキューセンターを利用した時の様子を書いた記事なので、必ずしも同じような結果になるとは限りませんのでご了承ください。
あと、やり取りの内容も私の記憶を元に書いているので多少の違いがあるかもしれないです(上の方にも書きましたが、スクショなどの記録を取る心の余裕がありませんでした)。
復旧業者選びの一つの参考になればという程度でお読みください。
今回の教訓
もう書くまでもないですが、いかなる事情があってもバックアップは大事だということを改めて痛感しました。
それに加えて依頼主さんへ作業前にデータが消えてしまう可能性があるという説明もしっかりするべきだと思いました。
記事の上の方で遅い時間なので依頼主さんに連絡を取らなかったという言い訳がましい理由が書いてありますが、データを守る意識が高ければPCを預かる時点でその説明はできたはずです。
そこまで大事なデータが入っていることを知っていればさすがに私もバックアップなしでの作業はしませんでした。
いい機会でしたので、依頼主さんに復旧データを渡す際に、普段からバックアップを取った方がいいということと、バックアップを取る方法などを説明させてもらいました。
今回データを飛ばしてしまった私が「バックアップは大事です」というのは完全に自分にも言い聞かせているのですが。
PC修理の機会がしばしばありますので、これからもその折にはバックアップの重要性を積極的に伝えていこうかなと意識が変わりました。
今までも軽く「バックアップ取った方がいいですよ」くらいのことは言ってましたが、より具体的な方法を伝えていくのも大事だと思いました。
余談ですが実は今回のように、PCの修理をしていた人がHDDなどのデータを破損してしまった場合の責任はどこまで負うべきなのかというのは裁判などにもなっているようで、私がたまたま見た判例はなんと「修理した人:依頼した人 = 50:50」だったそうです。
もちろん、修理を請け負う時の契約書なりにこういった事故があった場合についての項目が設定されていればこうはなっていなかったかもしれないですが。
なぜそんな判例が出たかというと「修理を依頼した持ち主はバックアップの重要性を知っていたであろうから、責任は半分持ち主にある」とかそんな感じだった気がします。
同様のトラブルに対する記事をいくつか見ましたが、破損してしまった機器の代金は弁償するべきだがデータに関してはその限りではない可能性がある、という見解ばかりでした。
裁判レベルになるとこういった判断がされることに最初はやや驚きましたが、大事なデータであればしっかりと自分自身で守るのが大事というのは確かにそうかもしれないなとも思いましたし、修理する人に全責任があるとなったらそれを悪用するケースも考えられます。
もちろん、今回の件に関しては裁判でそういった判例があったと聞いても100%私が悪いという思いは変わりません。
本当にいい勉強代だったと思っていますし、何度も書きますがデータが復旧できたのは本当にラッキーでした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。