ドメイン取得の最大手?お名前.com
無料ブログ以外でブログを始めるためにはまずは「独自ドメイン取得とレンタルサーバーを借りる必要がある」という知識はなんとなくあったので、まずはドメイン取得からスタートしました。
「ドメイン取得」で検索するといくつも業者が出てきたのですが、「お名前.com」というところがヒット数からしてもなんとなく最大手な印象がありました。そして、ドメイン取得料及び維持費もなかなかお安い。
ただし、お安いのはいいとしても大手なのと信頼できるのは別の話なので、その評判についても調べてみました。
すると、そこそこの割合で悪評が。中には「詐欺」とまで言い切る人もいる始末で穏やかではなさそうです。
そんなわけでいくつか批判記事を読んでみると、大きく分けて5つのことについての悪評がありました。
- 申し込み時に注意しないとドメイン所有者の名前や住所がネット上に公開されてしまいやすい(しかも、それをやめるには毎年費用がかかる)
- 退会・解約の手続きが大変。
- 過去に個人情報を含むメールを大量に誤送信した事件があった。
- 申込時にクレジットカードでの料金支払を選択すると、デフォルトでは契約更新が自動でされてしまう。
- 広告メールが大量に配信される。
うーん、これだけ見るといかにも印象が悪いのですが、上から順番に僕個人としてはどうなのかというのを検討してみました。
自分の名前や住所がネットに公開されてしまう?
どうやらドメインを取得すると登録者(つまりドメインを取得しようとしたお客さん)の名前や住所、その他諸々の個人情報(Whois情報というらしい)がネット上、つまり全世界に公開されてしまうのです。
ただし、当然ですがこのご時世にそんなことをされたらたまらない人ばかりでしょうから、ドメイン業者が「あなたの個人情報の代わりに我々の会社の情報を公開しときますね」というWhois情報公開代行サービスなるものがあるのです。
そこまでは「おお、良心的ではないか」となるのですが、お名前.comは申込時にデフォルトではこの代行サービスを受けない設定になっており、それに気づかず自分の個人情報が公開されてしまった人が多数いるようなのです。
企業でのドメイン取得ならともかく、個人では個人情報を公開したくない人が大多数でしょうし、Whois情報なるものを全く知らないままデフォルト状態でドメイン取得の申込みをしてしまい今でも個人情報が公開されたままの人もきっといるのではないでしょうか。
そして、トドメを刺さんばかりに出てきた情報が、個人情報が公開されてしまっているのに気付いて後からWhois情報公開代行サービスに申し込むと、「毎年」そのサービス利用料(税込1,058円)を取られ続ける・・・とあります。この「毎年」取られるというのは目を疑ったのですが本当に毎年徴収されてしまうようです。
そうなってしまったら、毎年約1,000円のサービス利用料を払い続けるか、他のドメイン業者に移るか・・・のような決断を迫られることになります。
ちなみに、調べてみたところ他のドメイン業者はWhois情報公開代行サービスが契約の後に申し込んだとしても無料のところが多く、そりゃお名前.comに対して文句が出るのも当然かとも思いました。
しかしながら、この問題に対する僕の答えは単純で「申し込む時に気をつければいいか」というものでした。
たしかに後からWhois情報公開代行サービスを申し込むと毎年費用がかかる事自体は競合他社との比較ではいかがなものかとも思いますが、契約時にサービスを申し込めばもう関係のない話といえばそれまでです。
よって、この問題については僕的にはクリアということになりました。
退会・解約の手続きが大変?
これに関してもいくつか記事を読んでみると更新期日前にドメイン解約(廃止)するには申請書類と身分証明書を郵送して手続きをしないといけないとのことで、これが面倒という方が多かったです。
あと、ドメインを廃止してもお名前.comの会員資格は消滅しないようです。こちらの退会に関してはweb上でできるようなのですが、手入力で申込時に入力した個人情報を改めて入力しないといけないのが面倒・・・との批評も多かったです。
これに対しての僕の感覚は、「更新期日前にドメインを廃止することはないだろうし、会員資格の抹消についてもwebでできる程度ならまあいいのでは」でした。
これに関しては僕の過去に経験してきた業務の影響もかなりあるのです。
というのも「申請用紙に手書きで住所・氏名その他諸々を記入した上、それを証明する書類を取り寄せて窓口まで持参」などという面倒な業務が頻繁にあり、web上で解約手続きできるだけでありがたいと思う体質になってしまっているところが大きいです。
したがって、この問題も自分的には割とあっさりクリア。
過去に個人情報を含むメールを大量に誤送信した事件があった
これは、お名前.comの会員向けに送信された広告メールに、受信者とは違う他人の情報が記載されていたというものです。
「他人の情報」とはお名前.comが発表した内容を見ると
・名字または法人名
・取得済みドメイン名一覧(30件以上取得の場合はその一部)
・会員ID
だそうで、住所や電話番号など最悪の情報は入っていないものの個人名や法人名が入っていることもあり、被害に遭われた方々からしたら決して気持ちのいい話ではありません。
このような誤送信が16万件以上あったそうです。
さて・・・これを見ての感想は「またこんなミスが何度もあると困るけど、これだけ大きなことをやってしまったのだからきっとこれからは気をつけてもらえるだろう。」というくらいの軽い気持ちでした。
一応「じゃあ、他のどこの業者が信頼できるのだろう?」と少し調べてみましたが、そんな情報などあるわけもなく。
そんなわけで、この問題もとりあえずはクリアです。
申込時にクレカでの料金支払を選択すると、デフォルトでは契約更新が自動でされてしまう
これは、申込時にドメインの料金をクレカで支払う選択をした場合、ドメインの契約期間が終了する時に自動的に契約更新する設定が有効になるというものです。
1年だけ契約するつもりで申し込んだドメインもうっかり更新日の事を忘れていて自動的に契約更新されてしまった、という悲しい事故が考えられますね。
しかも、お名前.comは1年目に比べて2年目のドメイン料金が高くなりますので、例えば1円/年の格安ドメインも2年目からは約1,000円/年の料金がかかってしまいます。
「年間で1円なら遊びでドメイン取ってみるか」などと気楽にドメインを取得して、遊びで取ったドメインなので結局すぐに存在すら忘れてしまい1年経過。そのまま自動更新されてクレカで1,000円程度が引き落とし、、、ということになりかねませんね。
ドメイン1個ならいいのですが、訳あって一度に20個契約して・・・となると、1年目は20円でも1年後は2万円ですからバカにできません。
さて、僕の場合は今の所1つしかドメインを取得する予定がありませんし、2年目からもドメイン契約は継続するつもりですので、望まない自動契約をされてしまうリスクよりも、契約更新を忘れてしまうリスクの方が大きいと考えたので、この点も問題なしでした。
最悪、ドメインが1年以内に必要でなくなってしまって、さらに自動更新もされてしまったとしても、自分としては年間1,000円程度であれば「あきらめられる範囲」というのもあります。
ただし、仮に複数のドメインを取得するようになったら自動契約はしない設定にして、スケジュールアプリのリマインダー機能などを使って慎重に管理することにしたいとは思っています。どうやら契約更新日が近づくと非常に大量のメールが届くので気づきやすいとも思います。
広告メールが大量に配信される。
広告メールに関してはお名前.comに限らず大量に配信されるサービスは多いですね。僕自身もいくつもの様々なネットサービスを利用して来ましたが、毎日大量の広告メールが配信されてほとんど読まないまま放置していたりします。
もちろん「配信停止」の手続きをすれば広告が来なくなるサービスも多いですが、貧乏性なのか「もしかしたらたまにはオトクな情報があるのかも」などと思ってしまいなかなか配信停止にできずにいるものも多いです。
そんな環境下なので広告メールが多いことに関しては僕は抵抗ありませんし、配信停止もできるようですので全く問題なしです。
結論:お名前.comで良し
100%信用できる業者を選別するのは僕には不可能ですし、上に書いた5つの問題も自分の中ではクリア。
となれば、いつまでも迷っているよりドメイン取得業者はお名前.comで決めてしまったほうが良い、と結論を出しました。
お名前.comの公式サイトはこちらです → お名前.com
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。