将棋ウォーズに関する記事を書くのは久々なのですが、記事を書いていないだけでほぼ毎日3局ずつ指してはいました。
指してはいたのですが驚くほど進歩がなく、2級に昇級してから全く達成率が上がらず、それどころかジリジリと下がり気味ですらあります。
2018年10月21日に2級に昇級したので約2ヶ月半まったく進歩がなかったと言えます。
年も変わったことですし、戦績の統計を取った上でやら棋力が上がらない原因を考えてみたいと思います。
2級以上の方との対戦成績の悪さが目立つ
2級に昇級にしてからの対戦成績を集計してみました。
対戦相手 | 戦 | 勝 | 負 | 勝率 |
---|---|---|---|---|
初段以上 | 9 | 1 | 8 | 11% |
1級 | 49 | 14 | 35 | 29% |
2級 | 70 | 27 | 43 | 39% |
3級 | 58 | 43 | 15 | 74% |
4級 | 34 | 22 | 12 | 65% |
5級以下 | 18 | 10 | 8 | 55% |
合 計 | 237 | 117 | 120 | 49% |
勝敗の記録を誤って消してしまったものが数局あったのと、千日手による引き分けの分は省略してあります。
達成率に関しては最高で25.8%、最低で8.1%を記録したことがあるのですが、この記事を書いてある時点での達成率は16.9%です。
本当にたまたまだと思いますが最高と最低の中間が(25.8+8.1)÷2=16.95となり、現在の棋力とほぼピッタリなので現在の達成率は妥当なものなんじゃないかなと思ったりします。
対戦相手別の成績を見ると2級より上の方になかなか勝てていないのがよくわかります。
4級以下の方にもけっこう負けていますが、棋力のある方がやり直したりしている可能性も高いためあまり参考にできないかなとも思います。
3級の方に対する勝率は以前の統計では67%だったためやや上がっている気もします。
あと、先日、将棋ウォーズを始めてから初段の方に初めて勝ったのですが、相手の方が決定的なうっかりミスを数回したのと、そのミスの挽回のためにかなり時間を使ってもらったため、時間切れでなんとか勝ちを拾ったという内容的には散々なものでした。
対局後にソフトで検討したら評価値は完全に逆転されており、相手にあと1分時間が残っていたら確実に負けていました。
勝ちパターンと負けパターン
今でも自分なりの勝ちパターン・負けパターンをハッキリとは言えないのですが、なんとなくぼんやりとした表現ができるようにはなってきました。
以前は勝てた時は「勝ったのはいいけど、なんで勝てたのだろう」というのが多く、負けた時は「またうっかりミスでタダ取りされた」というのが非常に多かったです。
それが最近は少し変わってきました。
それは何かと言うと、勝った時は「こちらの狙いがすんなり通ったことが数回あったな」という事が多くなりました。
狙いというのは、例えば「3手先に金と飛車の両取りを狙う手」であったり、「多少駒損でも遊んでいる駒を捌く」であったりと色々ですが、自分の思った通りに局面が進んでくれることが複数回あった時ですね。
この「複数回」というのがミソで一回狙いが通ったくらいでは中々勝ち切れないことも多いですね。
とはいえ、一回狙いが通ると形勢が有利になって相手の方が時間を使ってくれる事が多いので時間的にも有利になり、相手の方が焦って悪手を指してくれる確率も高くなる気がします。
逆に負けた時の原因なのですが、以前の「うっかりミス」は自覚できるくらい減ってきています。
では、今は何が敗因と感じることが多いかというと、上に書いた勝因の全く逆で「相手の狙いがわからなかった」ということです。
相手が駒をぶつけて来た時や、怪しげな手を指してきた時に何が狙いか全くわからなくて悪手を指してしまうパターンです。
つまり「相手の狙いがすんなり通ってしまった時」ということになりますね。
しかし、こちらの勝ちパターンとちょっと違うことがありまして、このあたりは自分のメンタルの弱さではあるのですが、一度相手の狙いが通ってしまうとメンタルが崩れてその後の指し手がボロボロになるということです。
勝つ時は複数回こちらの狙いを通さないと勝てないのですが、負ける時は一度相手の狙いを通してしまうと一気に崩れてしまう感じです。
これは時間があってもなくても同じなので自分のメンタルの弱さをつくづく実感する次第です。
とはいえ、メンタルの弱さだけではなくて逆転を狙える手の知識だったり発想力のなさも原因ですね。
これに関してはソフト検討や手筋の勉強などで身につけていくしかないかもしれないですね。
棋力アップするための課題
上に書いたことも踏まえつつ、この先棋力アップするにはどうしたらいいかを考えていきたいと思います。
詰将棋
今までもやっていた毎日20分程度の「将棋クエストプラス」と「百鍛将棋」の詰将棋は継続していこうと思います。
正直な事を言うと、詰将棋が実戦で役に立っている感覚が今ひとつないのですが、実感はなくてもじわじわと棋力アップに貢献してくれていると信じて続けてみたいと思います。
一日の対局数を減らしてソフト検討や手筋勉強の時間を増やす
これは以前から思っていたのですが、特にここ最近は仕事の疲れが積み重なっているため、将棋ウォーズで一日に3局指すのがややしんどくなってきています。
2局指した後に「ああ、あと一局指さないといけないのか・・・」という気持ちでもう一局指し、3局指し終わった後に「ああ、ソフト検討しないと・・・」と義務的になったりもしています。
対局はいざ始まってしまえばしっかりと集中して指せるのですが、ソフト検討は以前に比べて確実に手抜きになっています。
悪手の検討も「ああ、この手で悪くしたんだ」くらいで、ソフト推奨の手を検討することすらない日も多いです。
対局も集中できてるとはいえソフト検討などもできていないため進歩がない感覚があり、ただただ対局を積み重ねている感じです。
それこそ、最近TVなどで見ることの多いチコちゃんが見ていたら「ボーっと指してんじゃねーよ!」と言われてしまうのは間違いないです。
つまり「対局を義務的にこなし、検討や研究の密度が低すぎる」というのが棋力が中々アップしない一番の原因でないかなと思っています。
せっかく時間を使っているのにこれではもったいないですね。
貧乏性の僕にとっては無料で一日3局指せるのにもったいない気もするのですが、進歩しない時間を過ごす方がよほどもったいないので、疲れている時は無理に3局指さずに1局指すだけなどのようにするのがいいかもしれないですね。
本当に疲れている時は1局も指さずに、少しの時間だけでも手筋勉強や過去の対局のソフト検討をするのがいいかもしれないですね。
とはいえ、一日一局くらいは指したい気持ちに負けてしまいそうですが。
と、そんな事を考えつつ、今年も棋力アップを目指して行きたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。