将棋ウォーズ3級まで来たものの・・・
将棋ウォーズで対局を始めたのがいつだったか正確な記録が残っていないのだが、検討のために保存してある最古の棋譜の記録が2018年の5月中頃なので、将棋ウォーズ歴は2018年10月1日時点では4ヶ月半くらいになるでしょうか。
これも記憶が曖昧なのですが、30級スタートで4級までは一回勝てば即昇級したため、まぐれ勝ちだとかものすごく弱いコンピュータを相手に勝ったりして確か1ヶ月程度で4級に昇級した気がします。
4級から3級はゴキゲン中飛車を勉強しながらだったのですが、こちらも一ヶ月位で3級に昇級した記憶があります。
ここまでは楽々ではないものの、そんなに苦労した記憶があまりなかったです。なんだかんだいっても、ゴキゲン中飛車の(自分で定義した)理想形にまで進めるとそれなりに勝負になることが多く、勝率50%くらいをウロウロしているうちにいつの間にか3級に昇級していた・・・そんな感じです。
ところが、3級になってからが一気に厳しくなりました。当然といえば当然ですが、対戦相手の方のレベルが1ランクも2ランクも上がった感じでしばらくの間は達成率10%~20%の間をウロウロしており、勝率も50%をキープすることが難しいような状態でした。
できるだけ毎日将棋ウォーズで指すようにしているのですが(無課金のため一日最高三局)一度も勝てない日もたびたびあり、自分の棋力のなさはわかっているもののややガックリしてしまいます。
かといって不思議と降級するラインまでは行かず、ゴキゲン中飛車にも慣れてくると共にジワジワと勝率もほんの少しだけ上がってきて気がつけば達成率50%近辺をウロウロするようになり「おっ、もしかして少し棋力でも上がったのかな?」なんて勘違いをすると初段の方や1級の方が対戦相手に出てきてボコボコにされて、それをきっかけに大連敗してまた達成率が30%まで急落・・・そんなことを繰り返していたような気がします。
そんなこんなで、特にテーマもなくただ毎日指しているような感じだったのですが、気が向いた時に主にYouTubeで手筋講座や指し手を丁寧に解説しながらの対局を見ていたのと、対局後に棋譜をソフトに入力してざっと評価値の推移を眺めたり、形勢を逆転されてしまったところの指し手を反省したりなどということをやっていたためか、ほんとにジワジワですが格上の方にも勝てることもたびたびあったりして現在は達成率が70%~80%くらいをウロウロとしています。
達成率80%。数字だけ見ると昇級まであと一息なイメージがありますが、このあたりの達成率まで来ると1級や初段の方が当たり前のように対戦相手に選ばれてとてもとてもあと一息とは思えません。
今でも初段の方に勝ったことは一度もなく、1級の方に勝ったことも1回だけあったようなといった程度なのでやはり昇級は遠そうです。
ぼんやりした勉強でモヤモヤ
将棋動画を見たり対局をソフトで検討したりとなんとなくの勉強はしているのですが、本当になんとなくなため今ひとつ効果が感じられないまま毎日指している感じです。
達成率は上がっているものの、3級に上がりたての頃と今とで何が違うのかが明確にわからないのです。
序盤の研究をしたわけでもないので今でも理想形のみをなぞるように序盤をなんとなく指し、目標もなくとりあえず飛車先の歩と銀で攻めてみたらうまくハマってしまって終盤までリードが偶然保てて勝てる・・・そんなパターンばかりでとにかく進歩を感じられないのです。
実際は少しずつ進歩していたとしてもある程度は「○○の勉強をコツコツ積み重ねてきたのでこの局面で役に立った」などの実感がないとなかなか満足できなくなってきました。
そんなわけで、先日の記事で書いた自分の負けパターンを考察しつつ勉強法を見直してみたいと思います。
負けパターンを解析して勉強法を考えてみる
自分の将棋の負けパターンをもう一度見直してみると
1.理想形になる前に奇襲されてされるがままに短手数で負ける。
2.理想形までは行くがそこからどうしていいのわからず、なんとなく指した手が悪手でじわじわと不利になり負ける。
3.相手の駒の利きを見逃して駒をタダ取りされて一気に劣勢になり負ける。
4.時間切れで負ける。
といったところでした。
それぞれについて、色々なサイトで自分なりに調べたものも考慮に入れながら勉強法を考えてみることにします。
奇襲対策
最序盤で奇襲攻撃をされて一気に不利になるパターンですが、奇襲に対してアドリブで対応しようとするととにかく持ち時間を持っていかれるのと、そもそも奇襲戦法はすでに先人の知恵で手順が確立されているため僕がその場の限られた時間で考えた手筋でうまく凌ぐことはなかなか難しいはずです。
仮にまぐれで1手凌いだとしても、その後の変化についていけず結局一気に劣勢になってしまうかと思います。
となると、もうあきらめて奇襲対策を覚えるしかないかもしれないです。せめて、自分がいつも指しているゴキゲン中飛車に対する奇襲は最低限のものだけでも覚える必要があるかもしれないですね。
10手を超える囲いの手順が覚えられなかった僕に、奇襲戦法の対策手順が覚えられるかどうかは自信はないのですが、少しずつでもいいので一手一手、奇襲の狙いを理解しつつ覚えていくしかないですね。
一手一手を丁寧に理解しながら覚えていくことは前々から大事だとは思ってはいたものの、時間をかけて理解する気になかなかならずついつい丸暗記気味の覚え方でここまで来てしまいましたが、このあたりでじっくり勉強する方法に変えてみるのがいいかもしれないですね。
将棋以外のことでもこれは同じかもしれないですね。丸暗記したものは時間が経つとすぐに忘れてしまいますが、理解して覚えたものは意外と長く記憶にも残るし、何よりも応用も効きやすいですね。
中盤の指し方を勉強
序盤の駒組みが終わった後に何をしていいのかわからなくなり、なんとなくで指した手が悪手で劣勢になるというパターンの対策としては、やはりなんとなく指すのをやめて「相手のこの部分を狙っていく」などのようにしっかりした目的をもって指し進める習慣をつけないといけないですね。
そのためには相手のどの部分が狙えるかに着目しないと無理ですので、相手の陣形も少し勉強しないといけないことになりますね。
今までは自分の陣形や指し手ばかりに集中するあまり相手の囲いや戦法などを全くわからないままここまで来てしまった感じです。
特に囲いに関してはひどくて、自分が使っている美濃囲い(片美濃囲い)とあまりにも特徴的な穴熊しかわからない有様です。
もうこれも一つ一つ覚えていくしかないですね。対局中はそんな余裕が無いかもしれないので、対局後の棋譜並べの時に「今回相手の囲いは○○だったのか」と確認していくことにしたいと思います。
慣れてきたら対局中にも相手の囲いがわかるようになってくるのかもしれないですね。
相手駒の効きの見落とし防止策
相手駒の効きを見落としてしまう対策としては「しっかり見る」の一言しかないのですが、特に僕がうっかり見落とすことが多い「角」は重点的に見るように意識しないといけないですね。
双方が1手指すたびに最低でも角の効きはチェックする習慣をつけたほうがいいかもしれないですね。指すたびにチェックするので持ち時間的には厳しくなりますが、これが習慣になれば徐々にすばやく見れるようになる気もします。
そんなわけで当面は「一手進む毎に角の効きチェック」を意識して指すことにしたいと思います。
時間切れ対策
時間の使い方に関しては色々と考えてみましたが、上に書いた他の対策をしっかりとやっていけば徐々に解消できるのかもしれないという気が漠然としています。
棋力がまだまだ低い今、時間を気にして適当に指してしまうよりも、時間切れになってもいいのでしっかり考えて指すことを優先した方がいいのかなと思っています。
とは言っても、実際の対局で時間が無くなってくるとパニックになって適当な手を指してしまいそうではありますが。
どちらにしても、今は時間管理よりも他の対策を優先すべきかという感じです。
ただし、最終盤の詰み手順を見つけられずに時間切れ負けというのも多いので、これに関しては簡単なものでいいので詰将棋を毎日少しでもいいから解いて行くのがいいのかなと思います。
現状、1手詰めを見落してしまうことも多々あるためせめて3手詰めの詰将棋がある程度解けるまでにはしたいところです。
継続が大事
と思いつくままに書いてみましたが、やはり何よりも大事なのは継続して勉強することですね。
毎日、ほんの少しでも将棋の勉強をする時間を作っていけたらなと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。