将棋界ではプロの反則が続いている
先ほど、順位戦で青野照市九段が二歩で反則負けとの情報が入ってきたので確認してみると確かに順位戦で二歩の反則をしてしまったようです。
平成30年10月19日には武富女流初段が二歩で反則負け、その前日の10月18日には菅井竜也七段が相手の駒を飛び越して角を移動してしまって反則負け(ワープ角などと呼ばれているようですね)とここのところ、立て続けにプロ棋士の反則のニュースを見ます。
プロ棋士の方でも反則をすることが稀にあるのはなんとなく聞いたことがありましたが、ここまで立て続けに反則負けが続くのことは珍しいのではないかと思います。
僕の知っている反則は橋本崇載八段がNHK杯でやってしまった二歩の反則で、のちのち「一歩千金二歩厳禁」という名言が飛び出したというオチまでついているものでした。
さらには、週刊プレイボーイに「一歩千金二歩厳禁」という連載までしていたとのこと。
自分の失敗をここまでプラスに生かせるそのバイタリティは見習いたいところです。
どうして反則をしてしまうのか
なぜプロ棋士が反則をしてしまうのかということについて色々な意見を聞いていると、もちろん完全な「うっかり」によるものもあるようなのですが、「何手も先を読んでいて、読んでいる先の手を途中経過を飛ばして指してしまう」というのが原因の時もあるそうです。
三手先すらまともに読んでいない僕にとってはむしろありえないようなミスなのですが、プロ棋士の方がしばしばやってしまうということは、何手も先に手を読めるようになったら自分もやってしまうのかもしれないです。
たしかにアマの方の将棋実況動画を見ていても「しまった、2手先の手を指してしまった」という場面があったりして、棋力が上がれば上がるほどやってしまうミスなのかもしれないなと思います。
二歩はよくやってしまう
実はと言うか当然というか、僕は反則をよくやってしまいます。
将棋ウォーズだとありがたいことに「二歩」に関してはシステム的にできないようになっており、歩を打とうとしても打たせてくれないので「あ、二歩かー。いかんいかん」と気付かせてくれます。
あと、相手から王手がかかっているのにそれを無視して(というか気付かず)相手を攻撃する手を指そうとすると指せないので「ああー、王手かー、うーむむむ」となることも頻繁です。
王手に気付かない時は大抵相手の角のラインに王様がいたりすることが多いですね。
ところが、たまにやる「将棋クエスト」では二歩は打てないのですが、相手の王手がかかっているのにそれを無視したり、相手に王手をかけられる手をこちらから指してしまう反則をした瞬間に「投了負け」との表示が出て即負けになってしまいます。
将棋ウォーズのように「反則防止システム」が将棋クエストにもあると思いこんでいて、反則をしてしまった後に「投了負け」と出ると、「ええ、勝手に投了された・・・たしかに形勢は悪いけど」と納得しないまま終わった対戦がいくつもありました。
それが何度も続くので「アプリの不具合ではないか?」とすら疑い始めるありさまでした。
ネットで「将棋クエスト 突然投了」などのように検索したりして今思うと恥ずかしい限りです。
ある日も勝手に「投了負け」と出て「また勝手に投了になった・・・」と思いつつソフト検討を初めて、投了負けになった局面で「あっ、相手の王手がかかっている」と気付くと同時に「将棋クエストは反則負けありなんだ」と気づいたわけです。
確かクエストを始めた当初の成績は10戦のうち3回くらいが反則負けだった気がします。ひどいものですね。
今でも、将棋ウォーズで全く二歩を指しそうになることがないといえばウソになりますが、始めたばかりの頃に比べたらめっきり減った気もします。
プロ棋士の方でも二歩を指してしまうくらいなのですから完全になくすことはできないかもしれないですが、気をつけていきたいところです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。