納得の行く負け方
今日は将棋ウォーズを3戦して1勝2敗でした。
1戦目は3級の方が対戦相手で、相手の方が中盤でうっかり金をタダの位置に移動してしまって、それを取った瞬間に投了をされたので「あれっ、もう投了ですかー」と少しあっけにとられた感じでした。
2戦目は1級の方が対戦相手で、相中飛車の展開になり先手後手ともほぼ同じ形になる展開でした。
僕としてはこういう展開が非常に苦手でして、何をして良いのか全くわからなくなるのです。
対局後にソフトで検討するとこの局面からは▲9五歩と端から動いて行きなさいと言われるのですが、手を進めていっても狙いが全くわからなかったため次の戦いで応用するのが難しそうです。
結局この後は角交換をする展開になり、例のごとくうっかりと作ってしまった自陣のスキに角を打たれてしまいました。
その前に将来1筋の端攻めをされた時に、どこかのタイミングで飛車の頭(1三)に歩を打って飛車の効きを止めようとする意図で6八に角を打っているのですが、もうやることがわからなすぎて無理矢理目的を作って打った感じです。
案の定ソフトの評価はガクンと下がり先手不利に形勢が傾いた上に、上手の角打ちをされて「ああー、そんな所にスキが・・・」と打たれてから気付いたりしていました。
結局、この角打ちをきっかけにボロボロと陣形を崩されて負けに。
完敗でしたが、全体を通して相手の方との力の差が圧倒的という印象もあり、自分なりに納得できる負け方でした。
反省が多い負け方
しかし3戦目の負け方は課題にしている「序盤で仕掛けるタイミング」「駒の効きをしっかり見る」「三手先を読んで指す」ということがすべてうまく行かなかったため、反省しきりな対局でした。
まずは序盤で「無理に仕掛けない」と心がけていたのに、美濃囲いが完成していない状態にもかかわらず
「あ、今▲5四歩と仕掛ければ、銀と金が交換できそう」と仕掛けてしまったのです。
局後のソフト検討では悪手というほどではなかったのですが、王様が囲えていないのに仕掛けに行ってカウンターをもらって短手数で負けるという反省が全く生かせていませんね。
結果、金を引かれて銀と金の交換もさせてもらえず、その後うまく相手の方に反撃されたような感じで駒損したり、と金を作られたりひどい展開となりました。
ただ、唯一良かったのが
この局面で「あれっ、歩がタダだ」とすぐに取らずに「あれ、これは何のワナだ・・・ああっ、王手飛車狙われてる!」と気付いたところでしょうか。
今まで何度もタダで駒を取った後に両取りをかけられまくっていたので、最近はさすがに気づくことが多くなってきた感じです。
とはいえ、もうこの時点でかなりピンチだよな・・・とは自覚していて王様を逃げまくっていたのですがここから悪い病気が連続で出ました。
8八に飛車を打ち込まれた局面なのですが、ここで「4八の金は3九の銀が守っているから大丈夫。むしろ、飛車取れそう!」と相手の飛車を詰ませるゲームにいつの間にか変わっており▲7九金と指したのでした。
ちなみにソフトによるとこの局面こちらがいつの間にか逆転していたようです(-3,000→+500)。
僕の感覚だと角と飛車にこれだけ攻められてはとても有利と感じることはできませんでしたが。
そして、次の局面でやはり病気が出ました。
△4八龍と龍を切ってきました。
先程まで飛車(龍)を詰ませることだけが目的だったのですが、一気に王様に迫ってきて目が覚めました。
「しまった、飛車を詰ませることができたと喜んでたけど、王様が危ない・・・」
とりあえず、王様に迫ってきた恐ろしい龍を一刻も早く消し去ろうと、とっさに銀で龍を取った瞬間に相手の角のラインと相手の持ち駒に目が行きました。「終わった・・・」
当然、その後は△3八金と打たれ投了しました。
この時点では龍を銀で取ったのが敗着というより、飛車を詰ますために▲7九金と寄ったのが敗着だったな・・・と思っていたのですが、ソフト検討をしてみて愕然としました。7五の角がしっかりと4八に効いているではないですか。
相手の角のラインを見落とすことは頻繁にあるのですが、とうとう自分の角のラインも見落とすとは。
いや、実は今までも自分の角のラインは見逃していて、相手の方が「助かった・・・」と思った局面がたくさんあったかもしれないですね。
そんなわけで、3局目は自分の悪いところが一気に出た感じでした。
しっかり反省して次に活かしたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。