詰将棋の効果が出ているのか?
相変わらず将棋ウォーズ3級のままなのですが、勝ったり負けたりしながらもジワジワと達成率が上がってきて現在95%まで来ています。
とはいうものの、相変わらずうっかりの見落しが多くてタダで駒を取られることはザラにありますし、駒組みが終わったあと何をやっていいのかわからないのも相変わらずでそこで時間を使ってしまうことも相変わらず多いです。
勝負は水ものですので、たまたま勝ちが偏っているということも十分考えられますし、むしろその可能性の方が高いかもしれないです。
しかしながら、先日もちらっと書いた「将棋クエストプラス」という日替わりで詰将棋が出題されるスマホアプリで毎日詰将棋を3問程度ですが解き続けているせいか、大優勢から詰みを逃して負けるという負けパターンが少なくなった気がします。
ただし、「あー、これは詰将棋のおかげだな」という実感は全くなしでして、やはり詰みがあるとわかっている詰将棋と詰みがあるかどうかまでその場で判断しないといけない実戦では少し違うなと感じています。
あと、詰将棋を解く時の意識も少し前までは「どうやって攻めようか」ということばかり考えていたのですが、それに加えて「相手の王様の逃げ道はどこだろう」というのを意識し出してから詰将棋の正解率も少し高くなった気がします。
もっとも、正解率が高いとはいってもほとんど3手詰めばかりで、「初段を目指すなら3手詰めは数秒で解けるようにしましょう」というのもよく聞くためまだまだなのでしょうが、引き続き解き続けていこうと思っています。
駒と駒がぶつかったら取る前に少し考える
他に思いつくこととしては、今までは中盤戦で「駒損しないのならば駒をぶつけられたらこちらから駒を取っていた」というのがあるのです。
うまく文章だと表現できないので局面図で簡単に一例を示しますと
こんな感じで後手に△5四歩とぶつけられたら、よほど不利な状況が見えていない限りとにかく▲同歩と取っていました。
すると相手の銀が△同銀と5四の地点に出てきて少し押し返される感じで、たびたび指しにくくなる局面が多い感じはしていました。
もちろん局面によっては▲同歩と取った方がいい場合もあるとは思うのですが、相手の方に△5五歩と取ってもらってこちらが▲同銀と5五に出る選択肢を自分の中で増やすことができたというのはほんの少しですが進歩なのかもしれないな・・・という感触はあります。
棋力の高い人からしたら「何を当たり前のことを言っているんだ」となるのかもしれないですが、それを気づかずにひたすらぶつけられた駒は取りまくっていた感じです。
相手から動いてくるのをじっと待つ
今までも何度書いたのですが、序盤の駒組みが終わってやることが無くなったらあてもなく(←ここが大問題)こちらから駒をぶつけていって、それが無理攻めになっていてうまくカウンター攻撃をやられて一気に劣勢という毎度のパターンをなんとか防止したいなと思い、「やることが見えないのならこちらから動かない」というのを実践したりしています。
とはいっても、本当に駒を動かさずにパスするわけにはいけないので、いいのか悪いのかはわからないけど片美濃囲いを銀冠にする手順を覚えて(片美濃から3手追加なので覚えが悪い僕でもなんとか覚えられた)それで手数を稼いだりしています。
そんなことをしているうちに相手の方が攻めてきてくれてやることがなくなるというのが解消される・・・というなんとも受け身な感じなのですが、これを実行した時は少なくともあっという間にやられることはなくなった気がします。
つまり、無駄に意味もなく攻めに行くよりも相手の攻撃を待った方がマシ、ということですね。
ただし、相手も同じように時間稼ぎをしてきた場合はこちらはもう時間稼ぎのネタがないので、持ち時間に追われるように変な所に駒を動かしてそれを咎められて劣勢になることが多い気もします。
このあたりはまだまだ研究が必要かもしれないです。
三手先をハズレてもいいから考える
あとこれも今まであちこちで何度となく耳にしましたが、三手先を考えてから指すことも少しずつですが意識しています。
今までは「相手の浮いている銀を取りたいから、直接その銀を狙って角を打ち込む」などのように目先の欲に負ける指し手を指してしまっていました。
当然ですがミエミエなので相手は角の攻撃をサッと避けて、銀を取るのだけが目的だった角はやることがなくなるどころか相手の標的に・・・という悲惨なパターンも多々ありました。
なので、これまた当たり前ですが「この手を指すと相手はどう指すかな?」というのをわからなくてもいいから考えて、その次の手でいい手はないか?というのを意識するようにしました。
当然相手の考えることが当たらないことも多く、むしろ計画が空振りしてしまうこともあるのですが、ちょいちょい思惑どおりに手が進むこともあって、その時は一気に有利になったりします。
とはいえ、残り時間に余裕がある時は三手先を考える余裕がありますが、時間のない時はその場しのぎの手を慌てて打って惨敗コースということもたびたびあるので、無意識に三手先を考えられるくらい習慣化できればいいのかなと思っています。
ラッキーが続いているだけの気も
ここまで色々書いてきましたが、結局運が良かっただけかもしれないです。
50手ほどで負けてしまうこともたびたびあって、安定には程遠い感じなのでここまで達成率が上がっているのが不思議な気がしてはいます。
僕と同じように初段を目指している人の話などをブログやYouTubeで見ていると、「皆様本当に級位者なのだろうか?」と思うほど将棋のことに詳しくて、実際そういった方は初段になったりしていたりします。
そんなのを見ると感心するばかりなのですが、僕もゆっくりでいいので少しずつ知識を付けていければなと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。